眼底出血のレーザー手術について

とうとう病院に入院して、眼底出血のレーザー手術を受けることとなった。

通いで受けるレーザー治療との違いはどうなのかというと、通いの場合、椅子に腰掛けて目にレンズを当て

麻酔薬を点眼後にレンズを通して出血部位にレーザーを照射して出血している部位を焼いていくのだ。

それに対して、入院してのレーザー手術というのはどんな感じかというと、まず基本的に部分麻酔である。

つまり目にだけ麻酔をするのだが、通いの時には点眼薬だけだったのだが、手術ということで腕にも

1本ドンと痛い注射を打たれる。合わせて目にも点眼薬。

目を切開した後、眼底の出血部位にまた数百回のレーザーを照射された。

レーザー治療中の感じはというと、目の中で出血しているせいか、紫色の液体(血の色がそうみえてるのか?)

が、バァ~バァ~ってな感じに広がるのがわかる。

痛みがあるとすぐに先生に痛いので麻酔を増やしてもらえるように頼む。

おかげで、痛みはそんなに感じなかった。

手術が終了した直後にも強烈に痛い注射を1本打たれて手術終了!

問題はこの後だった。

手術後に先生からの呼び出しがあって、夜9時頃にひとり眼科のひっそりとした治療室らしきところに

呼び出された。

どうやら、術後の目の状態をチェックするんだという。

チェックだけだとおもって気軽な気持ちで先生の前にいくととんでもなかった。

目をくまなくチェックした後に、まだ手術後だから鈍痛があるのにもかかわらず、レーザーが不足している部位がまだ

見受けられるから今からその場でレーザー照射を追加すると言い出した。

以前の痛い思いが蘇ってきたがどうしうもない。そのままレーザー照射が始まった。

やはり、というか目の両端部位がレーザーの当たりにくい場所だからどうしてももう少しレーザーを入れておかないと

後々怖いからといわれる。

目の両端は神経がちょうど当たるみたいで飛び上がる程痛い。

30分ほどして治療が終わった時、着ていった半袖のTシャツは汗でくっしょりになっていた。

 

両目とも大体こんな感じで2週間で退院できた。

 

レーザー治療はつらすぎる

糖尿病の合併症による眼底出血で糖尿病発症から約10年ほどでとうとうレーザー治療を受けることになった。

レーザー治療はどのようにするのかというと、目にレンズを当てて、目薬による麻酔薬を点眼で入れてから

眼底出血している部位にレーザーを1回1回照射していくのだが、出血が私みたいにどろっと目の中で浮かんでいる

ほどの重症患者の場合、レーザー照射回数は数百回に及んだ。(1日にである)

時間にして約30分強か。

とにかく、1回1回のレーザーがまぶしいのとかなり痛い。

場所によっては飛び上がるくらいの痛さである。

特に目の両端の神経部分のレーザーの時には痛みが酷かった。

神経部位を焼いてるのだから当たり前か。

帰る間際になると変な汗で体中びっしょりだった。

帰るころには目も熱かった。

痛いのは、目だけではなかった。

最近じゃどうか知らないが(多分保険適用されているはず)当時は保険書を利用していても

初回のレーザー治療を受ける際に片目に付き、6万円が徴収された。

両目ともにレーザー治療を受けた私は合わせて12万円の出費だった。

何度か治療を受けた後、以前にも書いたが先生の診察に少々疑問があったのに加え

その頃、病院内で他所の病院から先生の引き抜きが多発していた。

眼科もご多分にもれずというか、ガンガン担当の先生が毎回変わるので全然信用が持てない。

あるときとうとう我慢の限界が来て、糖尿病の診察も合わせて病院をかえることにした。

眼科の先生があまりにコロコロ変わるのともうひとつには、レーザー治療でどんどん視力が

落ちてきており、眼科の帰り道に車で運転して帰るのが怖くなったこともあって

近くの病院に変わることにしたのだ。

近くの評判の良かった先生に診てもらうと、すぐにレーザー治療。

しかし、2回ほど治療を受けた後、このままだと普通のレーザー治療じゃどうしようもない。

手術してもっと細かくレーザーを当てないと失明するよ、そう言われた。

この時点で、この先生のレーザー治療代も両目で12万円。

治療費だけでも馬鹿にならない。

そして、手術で更なるレーザー治療を受けることになるのだが、入院して手術することになるので

ここでは受けられないとのこと。

紹介状を書いてもらって、近くの大病院に糖尿病内科も合わせてかかることになった。

続きは次回

合併症は忘れた頃にやって来る!

前回、10年近くになってある程度糖尿病とのつきあいかたも自分なりにできてきて

こんな状態で日々過ごしていけるのなら、食事制限だってほどほどにやって、月イチの

病院チェック時にも医者には、もうちょっと頑張って数値を抑えたほうがいいな、とか

こまめに血糖値をきっちり測ってもってくるように、とか言われてはいても体になんの感覚も

症状もないもんだから、わりとゆるく血糖コントロール管理をやっていた。

そんなある日のこと。

6ヶ月単位で目のチェックをしてもらいに眼科にいくと眼科医の先生がん~~~てな感じで

何度も目を覗いてみている。

不安になって聞いてみたら、どうやら眼底出血をおこしてるという。

前回の検査の折に、最近どうも目が疲れやすいし、目がかすむ。

少しぼやけた感じがするんだけども、目に異常はでてませんか?と確認したが異常ないですよ、

とのことだった。

自分では目が良いのが自慢であったので、あきらかにおかしいと思っていたのだが

検査の結果なのだから大丈夫だろうと自分に言い聞かせていた。

だけど、、、、

今回の検査結果では眼底出血の結果だった!

この時に思ったのは、もっと早くに違う先生に見てもらえばよかった、ということだった。

実際にはもう少し早くてもどうにもできなかったんだけど、、、

その後1年ちょっとの間まで、3ヶ月単位のチェックに変わった。

その間、眼底出血はどんどん進み、約2年ほどでとうとう目に血の塊がぶよぶよと浮かぶようになった。

もちろん、他人から私の目を見ても外側からはなにもないように見える。

でも自分では、目の中で血がどろどろと動いていてなんとも気持ち悪いし見えづらい。

寝ていると、体が横になるために、血が上の方に流れたり体を動かすとまた下にどろ~っと落ちてきたりで

非常に気分が悪い。

目と平行して、下半身にも異常が出始めた。

じっと座っていると足の付け根から下がじんじんと痛む。

立ち上がって歩こうとすると、痛さで顔をひきずらせ、足を引きずって歩いた。

病院でみてもらうと、糖尿病性の神経痛だという。

手先や指先、足先の血管などが高血糖によって傷んできているのだという。

治療法は特にないらしい。

その当時の血糖値は350ほどだった。

高血糖状態が続いてると改善しないから、血糖コントロールをきっちりしないとね。

そういわれた。

病院の帰り道、かなり落ち込んだ。

下半身の強烈な痛みと目の眼底出血。

こんな症状をかかえて、毎日過ごすのはつらいなと。

しかも目の方はこれから後、どうなるのか不安だった。

病院の待合室には、眼底出血の患者が病状が進行するとこうなりますよって

パネルが写真付きではられている。

そのパネルを見ていると、どうやらレーザー治療が必要らしいことが書かれていた。

眼底出血している血管をレーザーで焼いてしまい、出血を抑えるのだそう。

それでも、高血糖などにより抑えきれなくて進行が進むといずれ失明の危機に、、、

そのパネルを順番待ちで待っている間中、何度も見返しては落ち込んでいた。

高血糖はわかっちゃいるけど、なかなかうまく下がらないんだよ。。。。

それから更に数ヶ月してとうとう先生がこういった。

レーザー治療するよ。

それもこの後すぐにだ。このままじゃ非常に危ないよ。

続きは次回。

1型糖尿病患者になって思ったこと

私は1型の糖尿病患者である。

糖尿病を発病してかれこれ20年以上になる。

初めて糖尿病ですね、と言われた時には、ふ~~~ん、そうなのか。とただそう思っただけだった。

なんせ生まれて初めて風邪以外の病気を宣告されたので、まあ仕方ないのかな、くらいの感じだった。

病院へ行くとよく聞かれたことは、ご家族に糖尿病の患者さんはいらっしゃいませんか?ということだった。

いいえ、家族内には誰一人糖尿病患者はいません。

おじいちゃんやおばあちゃんも親戚にも誰もいないんですけど。聞かれるたびに私はそう答えた。

医者や看護師の人たちが言うには、糖尿病になるっていうことは遺伝によるところが大きいから

必ず両親かおじいちゃんやおばあちゃんに糖尿病の人がいるはずだよって、そんなことを言われること

が、多かった。

当時、実際に私の家族や近い親戚には誰一人そんな人はいなかったので、仕事でかなりの不摂生を

したからきっとそのせいで突発的に糖尿病になったんだろう、くらいに思っていた。

医者や看護師から、糖尿病は治す病気じゃなくてずっと付き合っていく病気になるから(つまり完治しない

病気だから)食事制限とか運動療法とかを組み合わせて上手に暮らしていけるように頑張ってね、と

言われたので、これまた大丈夫だろう、くらいに軽く思っていた。

ちなみにこの時の私の糖尿病の知識はほぼゼロだったので、1型とか2型とかそういうことすらわからなかったし

発病当時は、医者も全く型のことには触れなかった。どうせ話してもまだわからないだろうと思っていたのだろう。

事実、それから数年にわたり、自分が何型なのかよくわからなかったし、病院もはっきりとしたことは言ってくれなかった。

発病当初、インスリン投与を受けたが、すぐに飲み薬のみとなり、2年ほど症状が改善されてきたので、

糖尿病とはいえ、軽い部類なのだろう、これならちょっとした食事制限と軽いジョギングくらいやってれば

ほぼ普通に暮らしていけるんじゃないか、そんなふうに思ってた。

今だからわかるのだが、当時のそれはあきらかにハネムーン期だった。

事実、1年もたたないうちにインスリン投与の状態へ逆戻りした。

1型糖尿病の全くの典型的パターンじゃないか。

でも家族も自分もまだ心のどこかで、きっとよくなる!と信じていた。

厳密には、単なる糖尿病についての知識が欠落してただけなんだが、、、

数年に1度は必ず血糖コントロールが悪くなり、そのたびに入院して血糖改善のために頑張っていた。

でも親しい友だち数人には自分が糖尿病だってことを話したが、基本的にそれ以外の人、

会社の人や近所の人、親戚の人にも糖尿病のことは言わなかった。

言わなくても問題なかったのがひとつと、当時の世間の糖尿病の認識では、糖尿病なんて

贅沢病だ!くらいの認識だったから。

事実、会社の仲の良かった先輩にもあいつのは贅沢しすぎてなった病気だし、全然問題ないよ~

そんなふうにいつもいわれてた。

それを聞いて、俺は1型糖尿病患者なんだ!贅沢してたからなったんじゃないよ!って心のなかじゃ

いつもそうつぶやいていたな。

この後は、10年近く血糖コントロール不良で何度も入院することはあっても、入院中もさぼらず、

こっそり物をかったり、病院を抜けだしておいしい食事を食べに行ったりとかそういう不良患者には

ならず、結構まじめにやってた。

だけど、10年近くになった時に初めて衝撃な事実を知ることになる。

続きは次回。